プログラミング教育に役立つ無料サービスのご紹介
2023/07/11 - 08:41
こんにちは。こよなしの雜賀です。
プログラミング教育は2020年から小学校、次いで2021年から中学校でも必修化されました。プログラミング教育はコンピューターに命令を与える方法だけではなく、自分の頭で考え、表現する力を養うために必要なものです。しかし、その実施にあたり、教員の研修や教材の開発など多くの課題があります。
そこで、本記事ではプログラミング教育に役立つ無料サービスをいくつか紹介したいと思います。これらのサービスは、オンラインで利用できるものや、ゲームを通して学べるものなど、多様な形でプログラミングを体験できるものです。
プログラミング教育の効果
プログラミング教育により得られる効果にはどのようなものがあるでしょうか。ここでは、代表的な5つの効果を紹介します。
- 情報活用能力の向上
インターネットやデータベースなどから必要な情報を探したり、整理したり、分析したりすることができます。これは、情報社会において重要なスキルです。
- 論理的思考力の向上
コンピューターに命令を与えるためには、正確で明確な言葉を使ってロジックを組み立てる必要があります。これは、物事を論理的に考える力を鍛えます。
- 創造力の向上
コンピューターを使って自分のアイデアやイメージを形にすることができます。これは、新しいものを生み出す力を高めます。
- 問題解決力の向上
コンピューターが思った通りに動かないときやエラーが発生したときには、原因を探って解決策を考えることが求められます。これは、困難に立ち向かう力を身につけます。
- 表現力の向上
コンピューターを使って自分の考えや感情を伝えることができます。これは、他者とコミュニケーションをとる力を育みます。
プログラミング教育に役立つサービス
プログラミング教育は、小学生から高校生まで幅広い年齢層を対象としています。特に小中学生の場合、楽しく遊びながらプログラミングの基礎を学べ、かつより高度な段階にも挑戦できるサービスがより好ましいと言えるでしょう。今回は無料で利用できるサービスをご紹介します。
- Code.org
米国の非営利団体が運営するサービスです。Code.orgは、世界中の子どもたちにプログラミングを学ぶ機会を提供することを目的としています。Code.orgでは、初心者向けのビジュアルプログラミング言語や、有名なゲームやアニメーションと連携したコースなど、さまざまなレベルやテーマのプログラミング学習コンテンツが用意されています。
- Scratch
MITメディアラボが開発したビジュアルプログラミング言語です。Scratchでは、ブロックを組み合わせてプログラムを作成できます。Scratchでは、自分のオリジナルのゲームやアニメーションや音楽などを作成できます。また、Scratchでは、自分が作った作品をオンライン上に公開したり、他の人が作った作品を見たり remix したりすることができます。
- GDevelop
Googleのソフトウェア開発者が作ったゲーム制作ツールです。GDevelopでは、ドラッグアンドドロップでゲームオブジェクトやイベントを設定し、ゲームを作成できます。GDevelopでは、2Dや3Dのゲームを作成できます。また、GDevelopでは、自分が作ったゲームをウェブやスマートフォンやデスクトップなどで遊べるようにすることができます。
- Minetest Minecraft風のゲームを体験できるオープンソースのサンドボックス型ゲームエンジンです。Minetestでは、ブロックを積み上げたり壊したりして自由に世界を創造することができます。Minetestでは、サバイバルモードやクリエイティブモードなどの異なるゲームモードがあります。また、Minetestでは、マルチプレイやプログラミング言語のLuaを用いたMod(改造)も可能です。
まとめ
本記事では、プログラミング教育に役立つサービスを紹介しました。これらのサービスは、子どもたちにプログラミングの楽しさや創造力、論理的思考などを身につけさせることに寄与します。また、教員の方々にとっても、教育の質や効率の向上に資するでしょう。プログラミング教育は、今後もますます重要なものとなっていきます。本記事で紹介したサービスをご活用頂ければ幸いです。